
今年も黄金町バザールが始まった。
黄金町バザールは、横浜市中区黄金町エリアでアートによるまちの再生に取り組むNPO法人・黄金町エリアマネジメントセンターが主催するアートフェスティバル。
まちという日常空間を舞台に2008年より継続的に開催している。
2025年からは京急百貨店を中心とした上大岡エリアが新たに加わり、黄金町バザール+上大岡バザールとして開催している。
当初は尖がりはだいぶ広角になった感はあるけど、21世紀まで売春宿があった街と品の良い百貨店といういわば両極を舞台に展開するのはやっぱり黄金町バザール。
会期は9月10日~10月12日。
黄金町バザールへ。

京急・日ノ出町駅前フェンス。

レイ・ホラチェック。

レイ・ホラチェックは、2002年より日本を拠点に活動するアーティスト・デザイナー。
アメリカのロードアイランド・スクール・オブ・デザイン及びフランスのストラテ・スクール・オブ・デザインで美術とインダストリアルデザインを学んだ。
人間と自然とテクノロジーをテーマに幅広い表現を展開している。
多摩美術大学客員教授。
作品名:「エージェントの時代」。
素材:合成樹脂塗料、コーキング材、インク、張り地。





この日は晴れていた。



黄金町アートブックバザール店内。

近あづき。

近あづきは、武蔵野美術大学空間演出デザイン学科ファッション専攻卒業。在学中より繊維を用いた作品制作を始める。
アーティストとしての近はアバンギャルドな立体・インスタレーション作品の発表を続けワークショップなども開催しているが、一方では優れたニッターとしてに様々なニットを作っているし編み物教室も開いている。
作品名:「Tactile se(v)enty-two Commons」。
素材:編み機、ラミー麻、シルク、ザリ刺繍風金糸、コットン、アルパカモヘア、リネン、ベトナム手紡ぎシルク、タイの鈴、和紙糸。

この日は近のワークショップ。

来場者は編み機を体験できる。


近は、横浜市国籍・地域別外国人数のデータをもとに、1952年~2024年を1年ごとにそれぞれの国をあらわす糸で編み込む。
鈴はタイをあらわしているという。


黄金町アートブックバザールの2階は屋外回廊。


美塩・持田・ジャックとモード・ラングレのユニット「Boiingzilla」。
作品名:「Krrrrööööääää」。
素材:水性ペイント、スプレー、木彫、MDF、サウンドインスタレーション。

カラスの鳴き声が響き謎めいた迷路でつながる異世界空間。
本屋の2階だってわかっているはずなのに不思議。













ステップスリー。


「仲乃湯アーカイブ展」。
2026年2月に77年の歴史の幕をおろした南区のキングオブ銭湯とも呼ばれた銭湯「仲乃湯」。
記録を残すべく活動。









クラファンで資金を調達し仲乃湯のZINEを作成しロッカーの鍵付きで販売する。

受付にいたスタッフくんが、実はそばに住んでいるんですという。更地になってしまって跡形もありませんという。
たぶんその更地はほどなく新しく建物が建ち並ぶだろう。
でもね。
もし何十年かして還暦過ぎたあたりで不意にたずねたくなったら行ってごらん。
どんな風に変わっていてもどこか面影が漂うものなんだ。
それが土地の記憶ってやつさ。
