
強い風が吹く暑い曇り。


国立公文書館へ行く前にパレスサイドビルの赤坂飯店さんで昼飯食べて丸紅ギャリーへ寄り道。








「華麗にして繊細 友禅染の神髄-丸紅コレクションの友禅染-」開催中。
会期は8月5日~9月25日。
展示室内は撮影禁止。
受付から展示室までのエントランスには「花嫁のれん」。

花嫁のれんは、幕末から明治にかけて旧加賀藩の加賀・能登・越中地域で始まった婚礼風習という。
花嫁のれんを花嫁の実家から嫁ぎ先に持参し、婚礼の当日に仏間の入口にかけ、花嫁はそれをくぐって嫁ぎ先の先祖に挨拶してから婚儀に臨むという。
明治・大正・昭和の花嫁のれんが飾られる。





幕末から明治へと世の中が変わるタイミングでなんでまたこういう風習が始まったのだろう。
綺麗だけど不思議。

友禅染は、色の混合を防ぐために糊を用いる技法そのものは江戸時代初期から存在してたけど、江戸時代中期に宮崎友禅によって完成されたとされる文様染。
戦国時代からの混乱が収まって江戸幕府体制が落ち着いて豊かになるにつれて、着物も華美なものが好まれるようになったが、幕府は天和年間(1681~84)に禁令を出して、金紗や刺繍や総絞りなどの贅を尽くした衣装を禁止した。
そこで、刺繍や絞りを使わずに鮮やかな新しい染物が求められ、それが友禅染創造の遠因になったとされる。
こういうのはいつの時代も為政者と民衆の知恵比べ。
だな。
とか思いながらそれはそれは美しい友禅染の着物や掛け軸を堪能して出た。
ロッカーからリックを出していたら、ワイシャツ姿の若い男性がロッカーから飲みかけのアイスコーヒーと菓子を出して照れたように出て行った。
社員かな。
ほんのちょっとした気まぐれにせよ、昼休みにスマホや雑談を離れてちょこっとこういう展覧会を観ることはとても良いことだ。
どこかで必ず商売のヒントとなる。
などと婆臭いことを思いながら国立公文書館へ。
